採集調査:2019年7月末
東京の洋服屋さんを回って調べた「街で今使えるトレンド」を定期的に調査します。
これから流行る最先端の情報ではありませんが、セレクトショップで陳列されている=今シーズン着てOKな実用的なトレンド情報です。
前提:トレンドに関する認識
そもそもトレンドは意識しなくても良いものです。
トレンドを追いたい人”は”追えばいいと思う。
(池袋のショップ店員さん)
着たいと思う服を着てみれば良いと思います。
(銀座のショップ店員さん)
確かにトレンドはありますが、いわゆるフツーなコーデはいつ着ていてもおかしくない、ということは抑えておきましょう。
しかし、トレンドを追うのは楽しくもありますよね。
ファッションはその人の考え方です。
「トレンドを追って楽しみたい」
「少しだけコーデに入れてみたい」
という考え方でトレンドを楽しむのはステキなことだと思います。
2019年7月末まとめ
ワイドのトレンドが変化しつつあります。
パンツは、スッキリ寄りのテーパードやストレートの流れに。
トップスも、ドロップショルダー=ワイドではなく「少しだけユルめ」スタイルの流れに。
アイテム的には、なんだかんだで去年に続いてオープンカラーシャツが強いみたいですね。
どこも多く置いてありました。
あと、オリーブ色(=モスグリーン)のアイテムが多いように感じました。
基本色ですが、それ以上に多いイメージ。
また、メンノン情報なので眉唾ですが、アンクル丈のアイテムは情報誌内に少なくなっていました。
ただ、ブランドの企画の人に聞いてみると、「うちはもうちょいアンクル丈続く予想」という感じ。
ただ、ここ数年冬でもアンクル丈OKみたいな風潮もありましたから、そろそろ戻しが来るんじゃないかぁと個人的には思っています。
パンツはスッキリ寄りへ
スッキリといっても、スキニーやスリムよりも少し余裕のあるやつです。
足首に向かって細くなるテーパードやストレートとった「オーソドックスなやつ」が中心です。
(池袋のショップ店員さん)
お店においてあるパンツについても、ワイドの数は減ってきています。
もちろん、どの時期でもどの太さを履いてもOKなのですが。
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例えば↑みたいな感じ。
フツーですよね。
でもどの時代でも間違いなく使えるものなので、個人的にはこのトレンドがずっと続いてくれたらオトクなのになぁと思います。笑
トップスはちょいユル
少しだけ肩の位置が落ちている、みたいな。
(池袋のショップ店員さん)
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トップスも、ガッツリなオーバーサイズは少なくなってきて、「肩の位置が少しだけ落ちてる」くらいがトレンドに。
確かに、少し前からそのくらいが多かったですね。
オリーブ色(=モスグリーン)
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たくさんありました。
シャツでも、パンツでも。
確かに基本色ではありますが、それにしても多いです。
オープンカラーシャツ
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なんだかんだで強いです。
目立つところに置いてあります。
無地・総柄・ストライプ、いろいろあります。
ヘンリーネック
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ヘンリーネックも多かった。
デザインは無地のシンプルのものが多かった。
小さいポーチ型・巾着型のショルダーバッグ
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四角くて小さくて厚みのあるポーチのようなバッグが多く見られました。
巾着型も。
昨年はサコッシュが人気でしたが、もっと厚みがあってボテッとした形をしています。
雑誌でFineboys8月号でも「今人気だよ!」って言ってたアイテムですが、確かに今までなかったと思います。
アウトドア系ハット(=バケットハット)
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2ヶ月前の調査時でもあったけど、まだ目立つ位置にあります。
私は絶望的に似合わないのですが、使いこなしたらオシャレだと思う。
赤寄りの茶色・紫色・蛍光オレンジ色
ちょこっとありました。
赤寄りの茶色と紫色については、Fineboysで「今流行ってるよ!」的な記述がありました。
ボーダーTシャツ
シャツは縦ストライプですが、Tシャツは横ボーダー!
とあるBEAMSにたくさん置いてありました。
シンプルなボーダーから、マルチカラーのものなど様々です。
膝上の半ズボン
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夏なので半ズボンは出ているのですが、ほぼ全てが膝上です。
この流れは前回の調査から変わりません。
ビッグサイズの影響で、「足元はスッキリさせてギャップを楽しみたい」という文脈での影響だと思われます。
スウェード生地のサンダル
別に多く置いてあるわけではないのですが、かといって去年なかった気もします。
編んで作られたスリッポン
夏仕様のスリッポン。
あみあみ系のやつです。
ここのページでのトレンドの追い方
東京のファッション店に出かけて、店員さんから教わったり店内で推されているアイテムを見て判断しています。
BEAMS、SHIPS、UNITED ARROWS、その他セレクトショップを中心にお店をいくつか回ります。
ファッション誌は「最先端のもの」から「既に広まってきたもの」まで入り混じっていて分かりにくいので、あまり参考にしていません。
最先端を提案するブランドや、各種コレクションはほぼ見ません。
懸念点は、「売れのこり」を汲んでしまったり「店員のノルマのためのトーク」を真に受けてしまう危険性。
できるだけ気をつけて調査します。