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オタクのぼくが味わった火事の恐怖をありのままに話す【実写真閲覧注意】

永沢君の気持ちがわかります。

私が18歳の頃、自宅が全焼しました。原因は、不審火です。
私の家が燃えている画像です。
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誰も死ななかったし、怪我もありませんでした。
今となっては笑って話せるので、まぁ別にいいのです。

しかし、あの火事のせいで、私の人生は壊れかけました。
オタクであるあなたの家がもしも燃えたとき、ぜひ注意していただきたいことがあるのです。

全焼でも燃え残る

「火事で全焼したら全部なくなる」

正しいのですが、間違っています。
燃え残るものがあるのです。

例えば戸棚の食器の一部。
例えば下駄箱の靴
タンスの服の内側の方のヤツ。

焚き火でも、ペラッペラな新聞紙は全部もえてなくなりますが、ギューギューに固めた新聞紙は中まで燃えにくいですよね。
あれと同じことが火事でも起こります。
ギューギューになっている場所は燃え残るのです。

火事の次の日

火災が発生してから3時間後、なんとか火は消し止められました。
そしてそれから更に6時間後、完全消化となり、消防士の皆さんは帰っていきました。

呆然とする家族。自分の部屋があったであろう場所をみんなうろうろします。
私も燃えカスのような思い出の品を集めたり、感傷に浸ったりしていました。

そこでふと気づきました。

 

「本って紙なのに燃えないんだな」

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本は紙ですが、本棚に入っていたら基本隙間ってないですよね。
紙ですから、部分的にはもちろん燃えます。
けど、本のまんなかのページは、周りだけ燃えて読めるレベルで無事、ということがあるのです。

あれ?この本って・・・

当時、私はオタクで、漫画を集めていました。

おわかりでしょう。

萌え残るんです。萌え残っているんです。

(萌え残った こなた)
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(萌え残ったハヤテと霊夢と魔理沙)
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(萌え残ったヒナギク生徒会長)
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(風によって部屋に散らかる本だったもの)
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上記のような全年齢向け漫画の他にも、
当時コミケデビューを果たしていた私の部屋には同人誌がいっぱいあり、
そちらも燃え残っていました。

18禁の東方アリマリ本の成れの果てがそこにはありました。

拘束具が外れたエロ同人

魔女っ子のあられもない姿を見つけた瞬間、私は早かった。
スーパーに走り、少ない手持ちからゴム手袋と黒いゴミ袋を購入。

家族に見られる前に、処分しなければいけません。
放心している家族に「自分の手で自分の家を片付けたい」と適当なことを言い、早急に作業を開始しようとします。

その時、風が吹きました。

 

本は紙なので、真ん中は燃えなくとも、まわりは燃えます。
それは、背表紙が燃えるということです。

それまで背表紙という拘束具によってひとつに纏まっていた紙たちは自由になり、
風とともに舞い上がったのです。

風に舞う魔女っ子の裸体。

 

周りには野次馬。

 

最高のショーの始まりだZE☆

 

シシューーーッ!!(陵南・魚住)

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結論から言うと、アリマリの秘め事は死守しました。
風に舞う魔女っ子を桜木花道バリのリバウンドでかき集めたのです。

しかしその後、予想外のことが起こりました。
燃えたその日から家の片付けを始める私の姿に家族全員が感動し、家族もまたビニール袋を持ち後片付けを始めたのです。

「私は呆然としているだけなのに、ちゃんてぃはもう明日のことを考えているんだ!」

僕が愛したアリスと魔理沙を始めとしたみんなが、家族に立ち上がる力を与えてくれたのです。

オタクのあなたが火事の時にすべきたった1つのこと

・すぐに片付けを開始してください。

オタクじゃないあなたにも伝えたい火事のこと

火事にあって、他にも初めて知ったことがたくさんありました。

燃え残るけど、もう使えないもの

すでに書きましたが、本の他にも、ぎゅうぎゅう詰めになっていたものは意外と燃え残ります。
例えば、服、布団、靴などです。

流石に布団はところどころ燃えている状態なので使えないことは見ればわかります。
しかし、服や靴は一見傷一つなく無事に見えます。

しかし、使えません。

家事になると、被害にあった家屋の中にあるものは、全て独特の焦げ臭い匂いがこびりつきます。
それは、なかなか取れません。服や靴も、洗ってもすべて焦げ臭いのです。

燃え残って嬉しいもの

燃え残って嬉しいものもあります。
アルバムの写真です。
写真も、保存方法によるとは思いますが、押し入れの奥とかにしまってある場合は意外と燃え残ります。

もちろん無傷のものは少ないですが、一部は焦げてもしっかり思い出として残ります。

また、印鑑と通帳も燃え残りました。
印鑑と通帳ってだいたいぎゅうぎゅう詰めの中に隠したりしませんか?
タンスの中とか王道ですよね。
そのおかげで、燃え残っていました。

恥ずかしいものを処分した後には、「ぎゅうぎゅう詰めの場所にしまっていた貴重品・思い出の品」を探すことをおすすめします。

 

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